InfoPrint Managerをリモートシステムにプッシュ
する(無人)
重要: 応答ファイルにプリンシパルパスワードが含まれている場合に、
プッシュインストール方式を実行すると、ネットワークセキュリティーが脅かされる可能性があります。ネットワークセキュリティーに懸念があり、システムにInfoPrintをインストールするためにパスワードが必要な場合は、InfoPrint Managerをリモートシステムに
プルする(無人)を参照してください。
- 「プッシュ」インストールを正しく動作させるには、コマンドをリモートで実行する権限が必要です。
- リモートインストールスクリプトを実行するには、rshdとrexecdデーモンをリモートシステムで実行してください。
- rshdとrexecdデーモンの構成はシステム管理者が行いますが、ネットワークセキュリティーに影響を与える可能性があります。
無人リモートプッシュ
インストールを実行するには、以下の操作を行います。
- InfoPrint Managerの指示に従って、InfoPrint Managerソフトウェアサーバーを構成するソフトウェアサーバーをセットアップします。
- 各リモートまたはターゲットシステムで、リモートシェルを開く権限が必要です。各リモートシステムのrootのホームディレクトリーにある
.rhostsファイルに、rootユーザーを表示させてください(rootのホームディレクトリーを見つけるには、cd ~と入力します)。.rhostsファイルの作成が必要になることがあります。.rhostsファイルがすでに存在する場合は、このファイルに以下のステップ2.2に示すようなホスト情報が含まれていることを確認してから、ステップ3に進んでください。.rhostsファイルを作成するには、リモートシステムのrootのホームディレクトリーにいることを確認してから、以下の操作を行います。- 次のコマンドを使用し、VIにファイルを作成します。
vi .rhosts - vi.rhosts ファイルに次の行を追加します。
hostname username。hostnameはリモートシステムのアクセス元のInfoPrint Manager サーバーの名前で、usernameは InfoPrint Managerソフトウェアサーバーで使用するユーザー名です。たとえば、InfoPrint Managerソフトウェアサーバーの名前がlinusで、rootとしてログインしている場合は、:linusrootと入力します。 - ファイルを保存するには、以下の操作を行います。
Escapeキーを押し、viモードをクリアします。:wqと入力してEnterを押します。ファイルが保存され、viモードが終了します。
- 次のコマンドを使用し、VIにファイルを作成します。
- ソフトウェアを
プッシュ
するInfoPrint Managerサーバーから、次の操作を実行します。- rootのホームディレクトリーにある
.netrcファイルを更新します(rootのホームディレクトリーを見つけるには、cd ~と入力します)。このファイルの作成が必要になることがあります (作成する場合は、上記の vi の例を参照してください)。.netrcファイルには、machineremote_target_serverloginuseridpasswordpassword 行が含まれている必要があります。ここで、remote_target_server は、ソフトウェアがプッシュされるリモートまたはターゲット AIX サーバーを示します。
rootのユーザー ID とパスワードを指定します。 - InfoPrint Managerソフトウェアサーバーにあるrootのホームディレクトリーから、AIXコマンド行で次のように指定し、
.netrcファイルで必要な許可を設定します。chmod 700.netrc
- 以下のコマンドを使用し、
/ipin_responseファイルを/ip_remote/templatesディレクトリーから/ip_remote/autoディレクトリーにコピーします。cp /ip_remote/templates/ipin_response /ip_remote/auto/remote_target_server
remote_target_serverは対象サーバーの名前です。構成する各マシンで1回ずつこの操作を実行してください。たとえば、
/ip_remote/autoに以下のコンテンツが含まれていることが想定されます。/ip_remote/auto/server1 /ip_remote/auto/linus.east /ip_remote/auto/node5
注意: 上記の応答ファイルの名前は1つの例です。応答ファイルには任意の名前を付けることができます。
- 応答ファイルの最初の行を変更し、正しいホスト名を反映させます。
hostname=ipmserverをhostname=remote_target_serverに変更します。 remote_target_serverはインストールがプッシュされるリモートシステムの名前を示します。上記の例は、server1応答ファイルのホスト名行がhostname=server1になることを示します。
- rootのホームディレクトリーにある
- リモートまたは対象システムに
rootとしてログインします。- ターゲットシステムに、次のような
/ip_remoteディレクトリーを作成します。mkdir/ip_remote - 以下のコマンドを使用し、InfoPrint ManagerソフトウェアサーバーをNFSファイルシステムとしてマウントします。
mount Infoprint_Manager_software_server_hostname:/ip_remote /ip_remote
- ターゲットシステムに、次のような
- 以下のコマンドを使用し、対象システムで同時にリモート無人インストールを開始します。
/ip_remote/remote_install -m
/ip_remoteファイルシステムで異なるマウントポイントを設定している場合は、それを識別するために、オプションで -sフラグを使用してください。
注意: インストールプロセスのトラブルシューティング情報については、
/var/log/pd/install/*.wlogファイルを参照してください。